モノレールの事業者
沖縄都市モノレールは、国、沖縄県、那覇市、浦添市と沖縄都市モノレール株式会社(沖縄県、那覇市、浦添市、沖縄振興開発金融公庫及び民間企業の共同出資による第三セクター)が一体となって建設します。インフラ部(モノレールの走行する軌道構造物等)は国、県、市が建設し、沖縄都市モノレール株式会社は、車両、変電所、電車線路、信号通信,駅施設設備などを施工し、モノレール事業を経営します。なお、インフラ部はガソリン税・自動車重量税など、自動車利用者の負担(道路特定財源)で整備しました。
現在、平常通り運行しております。
沖縄都市モノレールは、国、沖縄県、那覇市、浦添市と沖縄都市モノレール株式会社(沖縄県、那覇市、浦添市、沖縄振興開発金融公庫及び民間企業の共同出資による第三セクター)が一体となって建設します。インフラ部(モノレールの走行する軌道構造物等)は国、県、市が建設し、沖縄都市モノレール株式会社は、車両、変電所、電車線路、信号通信,駅施設設備などを施工し、モノレール事業を経営します。なお、インフラ部はガソリン税・自動車重量税など、自動車利用者の負担(道路特定財源)で整備しました。
本県では、軌道系型交通システムがなく、陸上交通のすべてを道路に依存していること等により、約8割を自動車による移動手段に頼っています。本土復帰後、3次にわたる沖縄振興開発計画の下、道路整備が精力的に行われた結果、平成5年度の国・県道の実延長及び改良延長は復帰時(昭和47年)に比べ、それぞれ1.22倍、 2.17倍と大幅に伸びてきたものの、自動車の保有台数は、実に3.73倍に伸びており、道路整備の伸びをはるかに上回っています。このため、中南部都市圏では慢性的な交通渋滞が発生しており、自動車の移動性も低下しています。また、唯一の公共交通機関であるバスは、近年のモータリゼーションの進展、都心部の慢性的な交通渋滞等により、定時・定速性の確保が困難となり、利用客が年々減少傾向にあります。このように100万都市圏の中核をなす那覇都市圏では、バスのみで公共輸送機関の役割を担うには限界があり、道路整備と併せて、道路空間を有効利用できる都市モノレールの導入が必要となっています。
名称 | 沖縄都市モノレール |
愛称 | ゆいレール |
計画区間 | 那覇市字鏡水(那覇空港)~浦添市前田(てだこ浦西駅)(建設キロ17.1km 営業キロ17km) |
構造 |
跨座型:台風襲来地域のため絶えず塩害の恐れのあることから、コンクリートを主体とした跨座型に決定。 (PC軌道桁L=20mW=0.8mH=1.4m)(那覇空港駅~首里駅) (PC軌道桁L=22mW=0.8mH=1.4m)(首里駅~てだこ浦西駅) |
駅数 | 19駅(平均駅間距離0.94km) |
運転方式 | ワンマン手動運転 |
車両固定 | 2車両固定編成、定員165人 |
電圧及び集電方式 | 直流1,500V(鋼体複線式)、側面集電方式 |
変電所 | 受電変電所4ヶ所、整流器(合計11,000kw) |
信号 | 車内信号による多現示速度表示方式 |
保安設備 | 列車検知装置(TD)、自動列車制御装置(ATC)、継電連動装置(RIL)、運行管理システム(PTC) |
駅務機器 | 自動券売機、自動改集札機、定期券発行機、窓口処理機、精算機 |
開業日 |
平成15年8月10日(那覇空港駅~首里駅) 令和元年10月1日(首里駅~てだこ浦西駅) |
運転間隔 (2023.8.13改正) |
平日朝夕:4分から6分間隔 |
所要時間 | 片道約37分 |
表定速度 | 約27.4km/h(始終点間の走行距離を実際の所要時間で除して得られる速度。) |
最高速度 | 約65km/h |